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アニメ「ワンエグ」を見て発狂した‪オタク

アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」を見ましょう。

caminoです。
アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」を見ましょう。

上記が、1話を見終えた直後に書いたツイート。正気とは思えません。
事実、正気ではないのでしょう。人を狂わせるだけの禍々しい魅力に満ち溢れているのがこの「ワンダーエッグプライオリティ」です。

そして正気を失った勢いで書き上げたのが以下の文章です。
ワンダーエッグプライオリティ」1話のネタバレが少しだけあるので、気になる人はここで引き返してください。

 

 

 

 

最初は気まぐれに「何となく見てみるかー」ってノリで、大して期待もせず、何ならながら見で見ていたのです。序盤は絵が綺麗だなーとか思いつつも手元のスイッチでゲームしながら適当に見ていました。

ロッカーの「死ね」が見えた瞬間、そんな浮ついた気持ちは瞬時に消し飛びました。
ああ、これはそんな軽々しい気持ちで向き合っていい作品ではない、と頭ではなく体が瞬時に理解し、反応しました。即座に身が引き締まり、だらけた座り方から一気に姿勢を正し、真正面からこの作品に向かい合いました。
鬼滅の刃」の中で、咄嗟に危機を察知した際に「体中の細胞が産毛に至るまでコイツを殺せと言っている」というセリフが出てきますが、まさか現実世界で自分がその感覚を知ることになるとは

そこからはもう息をするのも忘れて、手すりをギチギチに握り締めながら、最後まで一分の隙も見せず油断することなく、ノンストップで最後まで駆け抜けました。
「少しでも気を抜いたら殺される!」かつてそんな緊張感でアニメを見ることがあっただろうか。これはもはやアニメ鑑賞ではなく「戦い」なのだと思いました。
実際その予感に違わず目元がモザイクの生徒や「見て見ぬ振り」、流血描写などグイグイと引き込んできました。ボーッとしてたら魂を持っていかれていただろう。

見終わった直後、頭を抱えていました。
なんてものを見てしまったんだ。心に渦巻くこの暗い情熱のはけ口をどこに持っていけばいいのか。どんな言葉でこの作品の凄まじさを表現すればいいのか。これからどんな気持ちでこのアニメを追っていけばいいのか。
千々に乱れる思いの中まずはツイートをせねば、と作品ページのシェアボタンを押すものの、しばらく硬直。作品の持つ「凄み」に圧倒され、陳腐な言葉では全てかき消されてしまいそうで、5分ほど全く言葉が出てこなかった。しばらく待ってようやく言葉を紡ぎ出すも、この作品を表現するには弱すぎて消し、の繰り返し。やっと一言捻り出したら今度は堰を切ったように言葉の洪水。最初のツイートに続けていくつか続けるものの、それでもやっぱり言葉は止まらない。そして、一気呵成にこの記事を書き上げてしまいましたとさ。ブログって文字制限ないからいいね。

ようやく落ち着いてきたところで内容の言及。
この作品、間の取り方や「無音」の使い方が非常に上手いのをたった1話でビンビンと感じ取った。一方で、BGMも中々に気味が悪くて僕好み。映像も綺麗で、草木の綺麗さや水滴のついた窓ガラスの描写は純粋に美しい一方で、目元モザイクや「見て見ぬ振り」など夢の中に出てくる不気味な存在のドロドロしたものの描写も最高にエグい。「美」も「醜」も極限まで高い品質で描き上げて1つの映像作品の中で共存しているのは本当にすごいと思う。
夢と現実の境界が曖昧で溶け合っているような作品の雰囲気とか、説明的になり過ぎずも作品内設定が一見しただけでしっかり理解できる点とか、キャラや脚本も自然でスッと入り込めて心情に寄り添えるようなクオリティの高さなど、良い所を挙げたらキリがない

まあビックリするくらいのベタ褒めだが、果たしてこのクオリティはどこまで維持されるものなのだろうか。期待半分、不安半分。何はともあれ、ここまで深い闇に引きずり込まれてしまってはもう「見て見ぬ振り」はできない
かなり尖った作品なので人を選ぶだろうし、ここまでハマって共感できる人もいないかもだけど、たとえ一人でも最後までこの作品の行く末を見届けたいと思う。

 

いつになく「壊れた」記事でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。「ワンダーエッグ・プライオリティ」を見てグッと来るものがある人がいたら、一緒に語り合えるといいですね。

ではでは。