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caminoのnoteでcaminote(カミノート)。日々の思いをつらつらと。

初見ワンピースを1ヶ月で全部読みきった話

caminoです。
今回は、標題の通り1ヶ月でONE PIECEを読み切った話について書きます。

103巻くらいまでのネタバレを含みますのでご注意!

ONE PIECEを読むに至るまでの流れ

ONE PIECE」とは?

ONE PIECE
おそらくその名を知らない人はいないであろう国民的マンガ。
1997年のジャンプ連載開始より圧倒的な人気を博し、連載開始25年を経た現在もなおジャンプ本誌にて連載されている、まさに「生ける伝説」とも呼ぶべき作品。
TVアニメ化や映画、ゲームなど様々なメディアで展開され、2022年9月現在もなお公開中の映画「ONE PIECE FILM RED」が記録的な興行収入を叩き出していることが記憶に新しい。

(この説明、全部想像で書いてるので何か間違ってたらゴメンナサイ。)

話数が多い

……という説明を一々する必要もない程の作品だと思いますが、作品の知名度の割に、「原作の話を全部追ってる」という人はかなり少ないのではないでしょうか。
それもそのはず、25年ずっと連載し続けているため、なんといっても話数が多い。記事を執筆している2022年現在で1000話を超える話数があります。
これを全部漏れなく全部しっかりと読んで、話の筋を追うというのは相当難しいハズ。

caminoとワンピース(無関心)

さてこのONE PIECEですが、caminoは今年の7月まで全く読んだことがありませんでした。アニメも同様。たまたま友達が見てるのが目に入ったこととかはあるのですが、1つの話をOPからEDまで見るということを一切したことがありませんでした。
流石に主人公のルフィの名前と外見くらいは知ってましたが、麦わらの一味の名前は誰一人として知りませんでした

何で読まなかったんでしょうね。子供の頃から逆張りオタクでメジャーコンテンツに対する反骨心があったのか、単に新しいコンテンツに対する警戒心で拒絶してたのか。自分でもよく分からないです。

何はともあれワンピースに全く触れずに育ってきたcamino。時折が友達がワンピースの話をしたり、twitterでちょっと話題になったりもしてましたが、それでもあまり読む気にはなりませんでした。理由は何といっても先述の通り話数が多いこと。

でもちょっとづつ気になってきて……

そんなcaminoですが、ちょっとづつワンピースが気になってきてました。

最初のキッカケは、twitter「ニカ」が話題になっていたことでした。
103巻を読んだ人はご存知の事と思いますが、25年間伏せられていた設定が明らかになり、読者はずっと騙されていた事が判明した衝撃の展開がありました。それをリアルタイムで追っていた人たちの衝撃は相当なものであったと思われ、twitterもドッタンバッタン大騒ぎ。ワンピースを一切追ってないcaminoの目にも止まるほど話題になっていたのを覚えています。

その時のツイートがこちら。

「多分みない」とは。笑わせますね

これに加えて、「ONE PIECE FILM RED」の存在にも後押しされました。
3年ぶり?のワンピース映画新作ということでtwitterなどでその名を目にする機会がありました。その時の宣伝で一番気になったのは、やっぱりなんと言っても「谷口悟郎監督×Ado」というビッグネーム同士のコラボ。

caminoコードギアスをはじめ谷口悟郎監督の作品が好きで、そこそこ見てたりしました(アクティヴレイド、バックアロウ、ID-0全部面白いから見てね!)
AdoさんもApple Musicとかで時々聞いており、熱心なファンとして追うと言う程では無いですが、カッコいい声のシンガーがおるなぁと思ってました。

その「強そう」な2人がONE PIECEというビッグタイトルと手を組むということで、ワンピースを一切読んでなかったcaminoも流石にちょっと気になってました。でもこの時点では、まだ(映画を最大限楽しむには原作を全話読んでおきたいけど話数多いしな……単行本揃えるの大変そう)とまだまだ消極的でした。

衝撃の92巻無料「大航海」

そんな折、衝撃的な広告を見かけました。

92巻無料!?!?

ワンピースがじわじわと気になりだしていたcaminoにとっては、最後の一押しとなる情報でした。
こちらは今年の6月末から7月末まで開催されていたキャンペーンで、ジャンプ+で92巻分の内容が全部無料で読める!というものでした。

ワンピースを読む上で最大の障壁となっていた「話数が多くて単行本を揃えるのが大変」という問題の金銭面が解決しました。

このキャンペーンの時期も絶妙で、103巻の発売日が8/4で、FILM REDの公開日が8/6。このキャンペーンで92巻まで読んでから、+10巻くらい読めばちょうど最新の展開に追いつけるという寸法です。

 

そんな訳で、FILM REDまでにワンチャン全話読めたらいいな〜という軽い気持ちで、ONE PIECEという1000話越えの大海原に漕ぎ出すことにしたのでした。

この先に壮絶な冒険が待っているとも知らずに……

 

どのくらいのペースで、どうやって読み切ったのか?

さて、ここからはcamino

  • どのメディアを使って
  • どの位のペースで

ワンピースを1ヶ月で読み切ったのかについて話していきます。
ワンピースを読んでいく中でツイートもしていたので、適宜ツイートも引用しながら紹介していきます。
今回はあくまで「ワンピース読破をどうやって達成したか?」にフォーカスしますので、作品そのものの感想とかは控えめでいきます。

締切とチェックポイントが大事

ぶっちゃけ言うと、1ヶ月でワンピースを全話読むのは結構タイヘンでした。

そんな大変なタスクを何故達成できたかといいうと、締切があったことが大きいと思います。先述の92巻無料公開は当然期間限定のもので、その期間内に読み切らなければ!と言うプレッシャーがいい方向に作用して読破を達成できたのだと思います。

もう1つ重要だと思うのが、所々チェックポイントがあったことです。
無料公開は、下記のスケジュールで実施されていました。

【「ONE PIECE」コミック1巻~92巻無料開放】

実施期間 

第1弾:6月27日0時~7月10日23時59分 (1巻〜30巻)

第2弾:7月11日0時~7月24日23時59分 (30巻〜61巻)

第3弾:7月25日0時~7月31日23時59分 (61巻〜92巻)

この第1弾の時期には第2弾、第3弾の内容は読むことができず、逆に第2弾の時期になったら第3弾はもちろん第1弾の内容も読めなくなってしまいます。
ですので、単純に1ヶ月で92巻読めばいいと言うわけではなく、一定のペースで読み続ける必要がありました。モチベーションを維持するにあたって早過ぎるでもなく遅過ぎるでもなくペースを維持すると言うことの重要さを改めて実感しました。一方で、期間内であれば好きなペースで読むことが出来るので、読みたい時にガッとまとめて読むということもできました。適切なタイミングでチェックポイントを設けるというのは、ある程度ペースを維持させつつ多少のペースの変動にも柔軟に対応できるという点で優れているなと思いました。

FILM REDを初日から楽しみたかった

加えて、先述の通り103巻やFILM REDの存在もモチベーションの維持に欠かせませんでした。103巻まで読み切れば、映画を初日から思う存分楽しめて、入場者特典も確実に貰えると言うデカいメリットがありました。これのお陰で、無料公開範囲の先も読み切って最新話の展開まで追いつく事ができました。
103巻があの「ニカ」が登場するという、原作全体やFILM REDにとって重要な話を含んでいると言うのもタイミングが絶妙だと思いました。集英社恐るべし。

感想に対するリアクションも大事だったりする

地味に大きかったのが、既読者からの反応です。
この大量範囲の無料公開をキッカケに、ONE PIECEを既に読んでる人が改めて作品に注目したり、昔の話を読み返したりと言うことをしているのをTwitterでよく見かけました。

そんな中で令和のこの世にあってなおONE PIECEを完全初見で体験している読者の存在はかなり珍しかったのでしょう。ちょくちょく感想ツイートに反応やいいねを頂ける事がありました。
こういったみんなで作品を楽しんでいる雰囲気と言うのもモチベーションの維持に大いに貢献してくれたと思います。何かしらの形でリアクションを下さった皆様、改めて感謝申し上げます。

読破のペース

それではいよいよどの位のペースで読んだのか、ツイートと共に振り返って行こうと思います。
先述の無料公開とは別に、また新しく無料公開が始まったようですので、もしかしたら他の人が無から全巻制覇する参考になるかも?

7月頭までは諸事情により忙しかったので、7月に入ってから読みはじめました。最初のツイートは7/4。

ここで序盤の山場、アラバスタ編を読み終わってますね。話数にして210話ほどを5日で読んでいます。

そしてここでエニエスロビー編を読み終わってます。210話〜440話ほどを2日で読み切ってるようです。正気か?

ワンピース全体を見ても大きな山場となる、頂上決戦まで1日で読み切ってしまいました。この辺は面白すぎて狂ったように読み進んでいたのを覚えています。

頂上決戦編のところで第2弾の無料公開範囲は終わりでしたが、第3弾までまだ期間が空いていました。第3弾は1、2弾と話数は同じながら何故か期間が半分ほどしかなかったので、この辺で無料公開範囲を先取りして少しスケジュールに余裕を持たせようと画策しました。

ここまではU-NEXTと漫画喫茶を併用して読み進めてました。
U-NEXTは会員登録しているだけで毎月ポイントが貯まるというお得な仕様で、余っていたポイントを有効活用してU-NEXTにて一部単行本を購入(無料)しました。巻数は61-66,68,70。間の67,69は抜けていたので、おそらく漫画喫茶で読み切ったのだと思います。

また、70-80巻はジャンプ+のポイントを使って読み切りました。
ジャンプ+は課金せずともポイントを貯められる仕組みが沢山用意されており、中でも「U-NEXTの会員登録」「ニコニコプレミアムの登録」が貰えるポイントが多かったです。
U-NEXTはサブスクによくある初回1ヶ月無料の登録さえすれば即座に大量のポイントが貰えたのでかなりお得でした。1ヶ月以内に解約すれば、一切料金かからずにポイントが貰えます。
また、ニコニコプレミアムは月額550円のサービスですが、広告無くなったり色々便利なので普段ニコニコ見る人的には良いのではないでしょうか。
これらのポイントはジャンプ+のアプリ内のリンクから手続きをしないと貰えないので要注意です。

さて第3弾の開始。ツリーに下げたツイートから、ゾウ編から読みはじめたことが分かります。

ここで、無料公開範囲を余裕を持って読み切りました。2日で12巻分読んでますね。
無料公開の範囲より先は、全部Kindleで買いました。

ここで記念すべき1000話に到達。最新話まであとちょと!

やっと単行本の最新話に追いつき、103巻を発売日に買いました。
ワンピースは電子書籍版が遅れて発行される仕様らしく、渋々紙の本を買いました。

そして103巻の発売日と同日に、103巻以降のゼブラックというアプリでジャンプのバックナンバーを全部買い(休載期間はスキップ)、本誌の最新話まで追いつきました。ばっちりジャンプ本誌の定期購読まで済ませました。

というわけで、完走した感想。
1ヶ月で1000話って中々できることじゃないと思います。謎の達成感に包まれていました。


以上です。

半ば自分向けの記録の側面もある記事でしたが、ワンピース完全初見のオタクが1ヶ月で全話読破した1つの記録になったのではないかと自負しています。

作品そのものの感想もいつか語りたいところですね。

ひとまず、映画「FILM RED」の感想についてはこちらの記事にて語っておりますのでぜひご覧ください。

caminote.hateblo.jp

ではでは、ここまで読んでくださってありがとうございました〜