ゼノブレイド7周年です。めでたいです。
Switchで「ゼノブレイド2」が発売される上、その情報が今週の水曜のE3で(高い確率で)公開されることもあり機運は高まるばかりです。
そんなわけで、ゼノブレイド7周年を記念して今までずっと語りたいと思っていた「ゼノブレイドの魅力」について書いていきます。
改めまして「ゼノブレイド」について紹介。
ゼノブレイドは2010年6月10日に発売されたWiiのRPGです。
昨日はゼノブレイドが発売されてからちょうど七年経つ節目の日であったため、記事を投稿しました。
そこでゼノブレイドの魅力について語ろうと思ったのですが、ゼノブレイド自身がものすごいボリュームを誇るゲームであることもあり、記事も膨大な長さになりそうだと思ったため昨日の記事は「予告記事」のような体裁を取らせてもらいました。
なので、今日の記事からが本番です。
今回はまず、ゼノブレイドの「世界観」の魅力について語ります。
あらゆるゼノブレイドの魅力の土台となっているのが、
「向かい合う二柱の巨大な神の骸の上に人々が暮らしている」
という独特で力強い世界設定だと思います。
パッケージの裏にもでかでかと書かれる「巨神と機神」。キーワードです。
ゼノブレイドを起動してNew gameを選択するとまず初めに語られるのがゼノブレイドの世界の創世神話。
遥か昔 この世界がまだ
どこまで行っても果てない海と
どこまで行っても 尽きない空だけだった頃
二柱の巨大な神が生まれた
巨神と機神
神々は 互いの存亡をかけて戦い
そして 骸となった
動画版はこちら。
これだけでとにかくスケールの大きさが伝わってきますよね。
初めて見た時は興奮を抑えられませんでした。
広大なゼノブレイドのフィールドは全てこの神の骸の上に成り立っているものです。
活気溢れる街「コロニー9」も、鬱蒼としたジャングル「マクナ原生林」も、神秘的な光景が人気の「エルト海」も全て。
その全てのフィールドが一柱の神の上に乗っかってると考えると、相当なスケールを感じます。(ちなみに「社長が訊く」によると神の大きさは日本列島くらいなのだとか。でかい!)
社長が訊くついでにもう一つ紹介すると、「ゼノブレイド」の企画が始まる発端となったのがこの二柱の神の模型だったそうです。
「社長が訊く」より抜粋。
詳しい話は上記リンクをご参照ください。
この二柱の神、向かい合い互いに刃を向け合っているということも重要なポイントとなってきます。
ゼノブレイドの物語の中核を担う要素として、「巨神界と機神界の対立」があります。
物語の最中に起きる様々な出来事の中で、「巨神界を襲う機神界」という構図が強調されます。
しかし具体的な出来事やセリフより重くのしかかってくるのが、「二柱の神は争いの痕跡を残したまま沈黙し、自らが暮らし歩く大地となっている」という事実です。
映像作品ではよく「言葉にせず映像で語る」という技法が用いられしばしば効果的な演出となっていますが、ゼノブレイドは「世界そのものが」常に無言の主張を放っています。
このことがもたらす魅力については、既プレイの方なら大いに理解していただけることでしょう。
「自分たちが神の上に暮らしている」という事実は、折に触れくどくなりすぎない程度に主張されます。
例えばそれはテフラ洞窟を抜け巨神脚に到着した時に見上げる機神の姿であったり、巨神に生まれたものは巨神に還るという「巨神葬」の習慣であったりします。
「テフラ洞窟を抜け巨神脚に到着した時に見上げる機神の姿」。パッケージにも採用される物語序盤の象徴的なシーン。
そしてこの事実は物語の終盤で思いもよらぬ効果をもたらし、話の主軸となっていく……のですが、これ以上はネタバレですね。
物語的な意味でも、主人公が暮らす大地と言う意味でも「ゼノブレイド」の世界を根底から支える土台となる「巨神と機神」。
これはゼノブレイドの魅力を語る上で欠かせないポイントだと思いました。
今回はここまでです。次回はまた違う切り口からゼノブレイドの魅力について語ろうと思います。