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ゼノブレイド10周年おめでとう!

caminoです。
今日発売から10周年を迎えたゲームの話をします。

ゼノブレイドの歴史:初代「ゼノブレイド

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いつ見ても秀逸な構図のパッケージデザイン。

初代ゼノブレイドが発売されてから本日で10年が経ちました。
10年前の6月10日、Wiiにて『ゼノブレイド』が発売されました。当時は「知る人ぞ知る名作」といった感じで知名度は低く、今ほどの人気はなかったようです。実際、caminoもこの作品の存在を知ったのは発売からだいぶ経ってからでした。

この10年の間に、ゼノブレイドシリーズには様々なことが起きました。

ゼノブレイドの歴史:「X」発表

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初報時はタイトルさえ未定だった「X」。このロゴはゼノブレイドDEに流用されている

まずは2013年1月に行われた、シリーズ続編「ゼノブレイド クロス」の発表。初報がニンテンドーダイレクトのトリを飾った時の衝撃は今でも覚えています。当時caminoWiiの隠れた名作としてそれとなくゼノブレイドの存在を知っていただけでしたが、クロス初報PVはシリーズへの思い入れが特に無くとも映像の放つオーラが凄まじかったです。「なんか凄いゲームが出るぞ」と言う予感に、いちゲーマーとして心躍ったのを覚えています。

初報の時点ではまだ作品名も決まっておらずただ「X」のロゴが表示されるのみでしたが、「ゼノブレイドの続編か!?」と界隈が盛り上がっていたのを覚えています。その熱狂ぶりから如何にゼノブレイドが素晴らしい作品で、ファンから愛されているかを悟ったcaminoは、(受験が終わったら真っ先にゼノブレイドをやるぞ……!)と決意を固めました。

caminoと「ゼノブレイド」の出会い

宣言通り、受験が終わり解放された2014年の3月13日からゼノブレイドの初見プレイを開始しました。そして半年以上じっっくりと時間をかけ、2014年の10月26日にゼノブレイドをクリアしました。(なぜこんなに日付が具体的なのかと言うと、プレイログをつけていたからです。偉いぞ、過去の自分)
クリアした時の衝撃はまあ凄かったです。
そもそも今までRPGの経験がポケモンとMOTHERくらいで少なく、3D視点のゲームはほぼ未経験と言うかなり偏ったゲーム体験でした。
そんな中にいきなりRPG史上屈指と名高いあの広大で美しいフィールドに放り込まれたのですから、虜になるのも無理ありません。加えて斬新で奥深い戦闘システム、丁寧に練りこまれた物語、Wiiゆえグラフィックこそ劣るものの構図やカメラワークのセンスが抜群にいい映像、SFオタクの心をくすぐる絶妙な設定……などなど、どこを取っても完成度が高い上、それらの要素が見事に噛み合っている、と言う奇跡としか思えない出来の作品でした。いまだに、あらゆるゲームの中で一番面白い作品だと思っています。

とにかく良く練りこまれている作品だけに、掘っても掘ってもいくらでも魅力が見つかるゲームです。その魅力をどんなに拙くても言語化して残しておきたい、と言う欲求の赴くままに、当ブログでも過去に何本もゼノブレイドの記事を書いています。そのまとめはこちら。

caminote.hateblo.jp

ゼノブレイドの歴史:「ゼノブレイドクロス」発売

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さて、caminoゼノブレイドをクリアした翌年の2015年に、待望の新作、「ゼノブレイドクロス」が発売されました。前作とは打って変わってSF色全開で、作風も物語よりフィールド探索やサブクエスト、ロボのカスタマイズなどに寄っていた印象でした。前作と同じような作風を期待していたファンからは厳しい評価が寄せられるようなこともあったようですし、実際物語が尻切れトンボで未解明の謎が多い点はcaminoも気になっていますが、惑星ミラの広大なフィールドを巨大ロボ「ドール」で駆け巡るゲーム体験は唯一無二のものでした。

また後日発売された「ゼノブレイドクロス アートオブミラ」にて、没になったと思われる数多の設定が発覚。これがゲームに反映されていたら絶対面白かっただろうなぁ、と言う物も多かったです。加えて、作中で公開された多くの設定はその謎が未解明なまま終わったのが問題なだけで、その内容はSF好き的には御馳走のような物です。故にその謎の解明を求めるファンも多く、発売から5年経つ今でも移植や続編が強く望まれる作品でもあります。

ゼノブレイドの歴史:「ゼノブレイドnew3DS版)」発売

またゼノブレイドクロスと同年にゼノブレイドnew3DSに移植されました。マシンスペック故か画質は結構粗いものの、あの膨大なフィールドとストーリーを誇るゼノブレイド携帯機に移植できたのは相当凄いのではないかと思います。フィギュアやサウンドなどの本編になかった収集要素があったのも良かったです。

ゼノブレイドの歴史:「ゼノブレイド2」発売

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そして時代はSwitchへ。画期的な新ハードに世間が湧き立つ中で、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」「スーパーマリオオデッセイ」「Splatoon2」などの大人気シリーズの続編に混ざって、「ゼノブレイド2」の衝撃的な発表がなされました。続編を作ってるみたいな話も一切なく、何ならcamino個人は「ゼノブレイドクロス」が商業的に振るわなかったことから(ゼノブレイドシリーズはもう今後出ないではないか)と悲観的にさえなっていました。そんな状態での突然の続編発表だったので、思わず有頂天になっていしまいました。
初発表時点では2017年冬、とだけされていた発売時期ですが、続報が出る中で発売日が2017年12月1日に決定。なんとこの日は、caminoの誕生日なんです。運命的なものを感じましたね。
肝心のゲーム内容は初代ゼノブレイドの正統な続編といったところ。とはいえ物語やキャラ自体は刷新されており、新鮮な気持ちで楽しむことができました。
気になる内容ですが、戦闘システムは前作を引き継ぎつつも新要素を加えた面白いものとなっており、ストーリーも前作と方向性は違えど質の高さは同様でした。何より映像面が格段に進化しており、カメラワークを工夫していた前作とは異なり純粋なクオリティの高さと言う力技でぶん殴ってきました。特にシンの剣戟のシーンは異様なまでのクオリティの高さでした。今でも時折イベントシアターで見返してしまいます。

そして翌年の2018年には前日譚にあたる「ゼノブレイド2 黄金の国イーラ」と言うDLC(という名の新作)が発売されます。これがまた大変に出来が良く、初代ゼノブレイドに匹敵するほどの完成度の高さでした。フィールドデザインやクエスト、曲が素晴らしく、特に通常戦闘曲「戦闘!!/イーラ」は個人的にゼノブレイドシリーズの中で最も好きな曲です。

ゼノブレイドの歴史:「ゼノブレイド ディフィニティブエディション」発売

そしてつい先日、「ゼノブレイドディフィニティブエディション」が発売されました。初代ゼノブレイドをリマスターしSwitchに移植したというものです。
リマスターと言いつつもUIはグッと改善されており、曲も多くが新録されており、果ては後日譚に当たる「つながる未来」まで収録する始末。もちろん映像も格段に綺麗になっており、しばしば初代ゼノブレイドの数少ない欠点として挙げられていた、マシンスペック故の顔グラフィックの悪さもバッチリ改善されていました。
まさに「完全版」の名の通り、非の打ちどころのない作品となっております。皆様もぜひ、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

caminoは現在、先に後日譚の「つながる未来」をクリアし、本編をまったりと進めているところです。ネタバレ防止のため内容には言及しませんが、一つだけ。「つながる未来」の戦闘曲がめっっっっちゃくちゃいいのです。先述の「戦闘!!/イーラ」に匹敵するほどの良さで、初めてその曲を聴いてから数日はずっとその曲をリピートしながら過ごしていました。この曲が限定盤のサントラに収録されていて本当によかった。

熱狂的なファン

そんなこんなで本日無事10周年を迎えたゼノブレイドシリーズ。続編も絶賛制作中のようで、今後ますます勢いを増していくシリーズだと思います。
作品としては現在「ゼノブレイド」「ゼノブレイドクロス」「ゼノブレイド2」の3つがあるこのシリーズですが、どの作品も素晴らしい出来で、それ故熱狂的なファンが多くいます。「ディフィニティブエディション」の発売で改めて思ったのは、このシリーズはファンが知り合いにプレイを懇願する光景がよく見られるということ。
推しの布教はオタクの性ですが、ゼノブレイドシリーズほど熱狂的に、かつ皆が口を揃えてプレイして欲しいと周りに頼み込んでいる作品も中々見ません。こうしてブログ記事を書いているcaminoも紛れもなくその一人です。

ここまで記事を読んでくださってありがとうございました。
そして、どうかゼノブレイドシリーズを手にとって頂けるよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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