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caminoのnoteでcaminote(カミノート)。日々の思いをつらつらと。

風の耳たぶ

今回は読書中の小説の紹介です。

灰谷健次郎『風の耳たぶ』です。

ブックオフの100円コーナーにあったのを手に取って何となく買った、という品です。

実はまだ全体の1/8も読んでないのですが、とにかくセリフが多い。しかもそのセリフが短い上に同じ事の繰り返しである事が多い。なのに何故かとてもリアル。そして和む。

実はこれ、とある老夫婦の物語なのです。この老夫婦は仲が良く、おじいさんがたまに難解な事を語りはじめてもおばあさんは文句一つ言わず聞いてくれて、たまに鋭い指摘を加えたりする。そんな老夫婦の会話をメインにゆったりと進んで行く物語。どんな展開になるのかは分かりませんが、とてものほほんとしたお話です。今の所は。

 

それにしても、この老夫婦の会話を読んでいると共感する所が多い。これは灰谷さんの文才によるものなのか、それともただcaminoの精神が年老いてるだけなのか……?親や友人からも「考え方がジジくさい」とよく言われるcaminoとしてはなんだか心配です。

 

ともかく、読み進めるのが楽しみです。小説のテンポに合わせてゆったりまったり読んでいこうと思います。