caminote

caminoのnoteでcaminote(カミノート)。日々の思いをつらつらと。

……出デヨ!

caminoです。

今回は上記の"DELTARUNE"というゲームの感想です。

UNDERTALE及びDELTARUNEのネタバレを含むので、未プレイの方は閲覧を控えてください。

 

 

 

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"deltarune"はUndertale内に登場するこの紋章の名前でもある。

改めまして。

先日DELTARUNEをクリアしたのでその感想を書きます。が、ついでなのでUNDERTALEの感想もこの機に記しておこうと思います。 

言いたいことはいっぱいあるものの一つ一つ書いてたらキリがないので、さくさくっと飛ばし飛ばし書くのを意識しました。文体も普段と違って敬語が抜けてます。ご了承ください。
感想は各ルートごとに分けてみたので、特定のルートのネタバレを回避したい人は活用してください。
 
 
 
 

UNDERTALE感想(Nルート)

「誰も死ななくていいRPG」と聞くも、天邪鬼なcaminoあえて全殺に挑戦。慈悲はない。NO MERCY. でもさすがに初見かつ条件知らずにGに行くことはなかった。
HOMEでエンカウントかと思いきやモンスター達が語りかけて来る演出はなかなか面白かった。またラスボスのオメガフラウィのおぞましい姿や、セーブ&ロードを繰り返してフリスクをいたぶる様は斬新かつ痛ましくて気持ち良かった。
最後は熱い展開だったものの「最後に救ってくれたあのハート達は何だったんだ?(こんなに殺戮を繰り返した自分を助けてくれるのか?)」と解明されない謎も多くモヤモヤしながらフラウィをひねり潰した。
 
 

UNDRETALE感想(Pルート)

改心して慈悲を振りまくことに。
いざ心を開いてみるとモンスター達は暖かく迎え入れてくれ、こんなに優しい世界だったのかと心が温まる。
デートイベントなんかは戦闘画面のUIを逆手に取った面白い試みだったと思う。
そしてしんじつのラボ。おどろおどろしさが自分好みで実に結構。ああいうバグった感じの演出は大好物。でも気味が悪いだけじゃなくて「ケツイ」の正体やゲームオーバー時の声、そしてキャラやアズリエルの過去話などだいぶ謎も解明されて満足。アルフィが現実へ立ち向かうケツイを固められたのもグッときた。
そして最終戦。今まで仲良くなったモンスター達が結集するのは激アツ。またフラウィの正体がアズリエルだったというまさかの展開には驚かされた。曲や戦闘の進行もNルート以上に熱く、最終的にアズリエルをSAVEし感動のハッピーエンドへ。
スタッフロールも終わり余韻に浸っているところにフラウィの「呪い」が。あんなこと言われたら進めたくなるけど気になっちゃうじゃん……!Toby、憎いことを……
平和な世界をリセットしてまで進むべきかと葛藤しつつも結局好奇心を抑えられず結局Gルートへ。
 
 
 

UNDERTALE感想(Gルート)

エンカウントしなくなってから変わるマップのBGMの気味悪さや「ケツイ。」などホラー演出の後味悪さが好みのど真ん中で、怯えながらもニタニタ喜んでいた。
トリエル戦で一撃でとんでもないダメージが出た時は、「としょんか」で見た設定も脳裏をよぎり、「罪悪感が背筋を伝った」。この倫理的に許されないことをしている感覚が、最高に後味悪く最高に気持ち良かった
住民が避難し閑散としたスノーフルで行う略奪行為は最高にスリリングだった。大事なものをいとも簡単に踏みにじることができるなんて。心の中の大事な何かがゆっくり崩れて行くのを感じた。
その後もサンズに警告され、パピルスに「まだ正しい道に戻れる」と諭されるのにも耳を貸さず、Undying Undyne (このネーミングすき)との対峙。いつのまにか自分がKidに「邪魔だ。」と言い放つような邪悪な存在に成り果てたことを実感しながら、正義の勇者を無残にも葬る。この辺りから罪悪感より達成感が勝り始める
その後のボス戦はとにかく呆気なく片付いて行くのがかえって不気味だった。特にわざわざ新フォルムと新BGMを引っさげてやってきたにも関わらず瞬殺されるメタトンNEO。
いよいよ噂のサンズ戦。曲も技もひたすらカッコいいというのに、サンズの口から漏れるのは最大限の憎悪を込めた呪詛の数々。そんな棘のある、どころか全てが棘でできているような言葉に心を抉られながら、あまりに高い難易度やカーソルの選択画面にまで現れる骨などとことんまで「ケツイ」をくじきにくる様々な方面からの「攻撃」。本気で諦めかけた瞬間もあったが、レベリングやアイテムなども徹底的に最適化し、外部の練習用ツールまで使って粘りに粘った。これはもはや「ケツイ」なんて気高いものではなくただの「意地」。何十回、何百回と敗北を喫したのちにやっと死闘をくぐり抜ける。その頃には罪悪感なんて消え去っており、ただただ虚しい達成感だけが胸に去来するのであった。
ここまでやってこれたのは「この先に何があるのだろう?」という好奇心だった。フラウィが実況で済まそうとしてる人らを罵倒してる時は「それ見たことか、俺はこの手でここまで来てやったぞ」と思いはしたものの、結局そのフラウィさえも容赦なく叩きのめしてしまう。自分の意思とは関係なく。執拗に。憎い相手への報復というカタルシスと過剰な罰に対する罪悪感や(こんなにやって怒られないかな……)という恐怖がないまぜになったごちゃごちゃした感情に飲み込まれた。
そしてわけのわからないままに自分の名、caminoを語る存在が目の前に現れ、こんな世界は壊して次に行こう、と問われた。こうなったらもう行くところまで行ってしまえと軽い気持ちでボタンを押す。すると軽いナイフの一振りでゲームの世界の全てが破壊された。そして画面は暗転したまま「死んだ世界」を表示し続けた。本当に生き物を殺したかのようなバツの悪い手応えを感じたような気がした。実際に、自分の手で、実在する生き物の首を絞めて殺してしまったかのような、気持ち悪い感触を覚えたのだ。まさかゲームを通して自らの手で命を奪うことを疑似的に体験することになろうとは。
サンズとの死闘を突破した報酬としてはあまりにも割に合わない、もはやエンディングですらない「虚無」を前に、呆然とするほかなかった。
しばらく虚無と対峙していると、突然取引を持ちかけられた。考える間も無く取引に応じていた。この時、ゲーム内のキャラクターのソウルだけでなく、現実の自分自身の魂ごと引き摺り出されたような錯覚を覚えた。
 
現在は、G後のNルートの途中で止まっている。今のところ特に世界に、フリスクに変化は見られないが……?
 
生き物を殺すような、とにかく気味の悪い体験をしたわけだが、結果的にGルートを自分の手でクリアして良かったと思う。これほど後味の悪い感触を味わうことができる体験なんてそうないだろう。自分の手で選択させる、ゲームならではの演出だと感じた。
 
 
 
 

DELTARUNE感想

ゲーム配信前の、Twitterでの演出が実に巧みだった。
突然アカウントを黒塗りにし、意味深なメッセージとともに24時間後に何かが起こることを示唆。「質問をする」と言われていたことからアンケートの類か、よくて追加コンテンツを含むDLCだろうとたかをくくっていた。蓋を開けてみたら意外、DLCはおろか続編ですらない、全くの新作だったとは。しかもそれを無料配布
今でこそdeltaruneというゲームソフトであることが公式サイトに明かされているが、配布から24時間は「治安維持のため」プログラム内で知り得た一切の情報の公開が禁じられていた。公式サイトでさえ、「これから起こることのすべてを、受け入れていただきます。」という不穏なメッセージ以外プログラムの内容に関する情報はなかった。なのでそれがゲームであることすら知らないままプログラムを開始。あの得体の知れないワクワク感はそう味わえるものではない。
プログラム冒頭ではMOTHER2ギーグ戦様の心地よくも不気味なノイズを含むBGMとともにアバター作成。「質問」とはこれのことだったのか……と納得しつつ、血液型のCやDとかいうtoby節のきいた選択肢にクスリときながら、質問に答えていく。最後に「肉体的、精神的苦痛を受ける準備はできていますか?」という感じの質問におそるおそる「はい」を押しいよいよマイアバターの冒険が……と思いきや、作成したアバターはいきなり破棄され、クリスとして目覚めることに。しかもその名を呼ぶのはあのトリエルさん。この急展開には度肝を抜かれっぱなしだった。
その後はなんやかんやありながら、Undertaleの面影を残しつつも漢字があったり頭身が上がったりとちょっと大人向け?な「闇の世界」を冒険することに。通常戦闘BGMやマップのBGMの出来が本当に良かった。スージィやラルセイ、ランサーなど登場するキャラも皆愛着のわく性格で、進めるのがとにかく楽しかった。戦闘システムも前作Undertaleを踏襲しながらも進化しており、特に仲間3人と一緒に戦えるのが心強かった。
そんな束の間の楽しい冒険も終わりを迎え、謎を残しつつも無事ハッピーエンドかな……?と思いきや最後のソウルぶっこぬき事件。ああいう突然くるホラー演出大好き。もっと僕の精神を蝕んで欲しい。その上第2章に続くときた。Tobyさんはつくづくサプライズ演出のうまいゲームクリエイターのようだ。
 
現在はカオスな某隠しキャラに苦戦中。この戦闘曲も良くてついついリピートしてしまう今日この頃。(この記事もその曲をリピートしながら書いてる)
 
そうそうこのdeltarune、公式にサントラが頒布されているので是非DLあれ。
ちなみにこのサントラの曲は、1曲リピートにするとゲーム内と同様に途切れずに1つの曲が再生され続けるようにループ位置が設定されています。親切設計。

以上!

deltaruneの続きが楽しみですね。

それではまた〜。