『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング』、
通称「鬼トレ」が発売されてから、昨日でちょうど一年が経ちました。
caminoは、この「鬼トレ」をほぼ毎日やっています。出席は毎日しています。(1回だけ欠席しましたが)
その証拠がこちら。
本来昨日で366日出席になるはずですが、先に述べたとおり一回だけ欠席してしまったので365日の出席となっております。
(ちなみに「昨日」をやたら使っているのは、昨日記事をアップする予定で記事を書いていたからです。本来の記事では「今日」となっていたのを「昨日」に直すだけ、という手抜き作業です。)
そして成績の方は、
鬼計算:速22バック
鬼めくり:レベル15
鬼ネズミ:7匹
鬼朗読:レベル8
鬼記号:11バック
鬼ブロック:レベル13
鬼カップ:9カップ
鬼耳算:13バック
ご覧の通りです。
ランクがSSSに到達したのは随分前ですが、nバック課題系は未だに時々上のランクに行くことがあります。果てのないゲームだと感じるばかりです。
(実際、鬼計算は一週間前に、鬼記号は10日前に、鬼耳算に至っては昨日最高記録を更新したばかりです。一方で、早くも上限に達してしまった鬼朗読と、どうしても苦手でモチベーションの続かない鬼めくりはもう長らくやってすらいませんが……。)
先ほど「ゲーム」と書きましたが、caminoはもう鬼トレをゲーム感覚で楽しんでいます。
初めのうちは「ワーキングメモリーを鍛えよう!」というつもりでやっていたのですが、続けるうちに「本当にワーキングメモリーが鍛えられるのだろうか?」という疑念が高まる一方で、「鬼トレ」とは思えない程やっていて楽しかったので、いつの間にかゲームをプレイするような感覚になっていたという訳です。
個人的に、鬼トレはゲームとしてはかなり優秀な部類だと思います。
というのも、一日5分の制限(理由)があるおかげでプレイし過ぎることは無いし、
一方でレベルもほとんど上限が無いようなものなので、一年間ほぼ毎日やっていてもクリア(上限に達する)事が無いからです。
今では鬼トレを完全にゲームとしてプレイしているcaminoとしてはあまり興味が無いのですが、やはり普通の人がこのソフトに期待するのは「脳を鍛えること」でしょう。公式サイトには「脳の機能向上が期待できます」という文句とともに様々な効果が列挙されていますが、実際の所、効果はあるのでしょうか?
正直な所、「今はまだ分からない」というのが最も考えられる返答です。科学的に脳の機能が向上することを示すには多くの被験者を用いた長期間に渡る実験が必要だと考えられますが、何しろ鬼トレは発売されてからたった一年しか経っていないので、科学的な立証をするにはまだまだ時間がかかると思うのです。
もちろん今述べたことは全部推測なので、実際の所は川島教授に聞いてみないと分かりません。
(この辺の話題が気になる方は、「社長が訊く」をご覧になるといいかもしれません。「社長が訊く」は、任天堂公式サイトに掲載されているゲーム開発者へのインタビューで、リンク先には任天堂の社長さんと川島教授の対談が掲載されています。リンク先はテキスト版ですが、実は映像版もあります。鬼トレ公式サイトにリンクがあります。)
一方で、自分でプレイした実感としては、あまり脳の機能が向上している気はしません。
多少は集中力が上がったかなーと思うこともあるのですが、気のせいだとして片付けられる程度のものです。
当然ですが、これは一プレイヤーの感想なので実際の所どうなのかは不明です。
ただ、「鬼トレ補助」は役立っている実感があります。
特に、「鬼トレ補助」の「釣り銭渡し」(商品の値段と客が支払う金額が表示され、なるべく速くお釣りを支払うトレーニング)は暗算力が鍛えられる感覚があります。
あと、長期間プレイしていると盲点になる所でもありますが、「教授語録」は意外と参考になります。中でも「豆知識」は参考になり、「脳講座」はプレイしたての初心を思い出すのに役に立ちます。
鬼トレについて書くことはこれ位です。一年間プレイし続けているのに未だに終わりが見えない不思議な「ゲーム」ですが、これからもお世話になる事でしょう。川島教授、一年間ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
(ゲーム内で川島教授の顔のポリゴンがいわば鬼コーチのような役割をしていたので、ついつい情が移ったのです。)