caminote

caminoのnoteでcaminote(カミノート)。日々の思いをつらつらと。

大山なう。

家族旅行で大山(おおやま)という山を訪れた。

大山という身も蓋もないシンプルな名前だが、観光地としての歴史は古い。聞くところによると江戸時代には既に行楽地として親しまれていたのだとか。

今回の旅は休養が主な目的であったため、大山を登ることはせずに麓の温泉旅館で一泊した。

 

昼頃に横浜を出発し、およそ一時間半のドライブを経て宿に到着。都心からのアクセスは良好であった。

夕飯まで時間があったので、宿に着いてからは付近の散策に出かけた。

 

宿を出るとすぐ目の前に流れるのは大山川。せせらぎの音が心地いい。心安らぐ水の音色に誘われるように歩を進めると、目の前に滝が。

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滝など滅多に見る機会のない都心暮らしの身には、その滝はやけに新鮮に映った。しばらく滝の水しぶきを浴びて涼んだら、大山川に沿って歩を進める。

 

しばらく歩くと「大山フィッシングセンター」の案内が。どうやら渓流釣りをするスポットのようだ。山奥の森へと続く道でもあったので、誘われるようにフィッシングセンターへ続く道を歩む。

 

時間の制約もあり結局フィッシングセンターまでは行かず途中で引き返した。しかし、道中の鬱蒼とした森林はどこか神秘的な雰囲気さえ漂っており大変魅力的であった。

中でも目を引いたのが竹林だ。整備は行き届いていないようで、枯れて倒れている竹も多く見られた。だが、枯れた竹の肌色と生きた竹の緑色のコントラストが絶妙で、その荒廃した様がかえって美しく思えた。

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宿に戻るとちょうど食事の時間となった。

食事は王道を行く会席料理で、適度に上品な盛りつけが印象的であった。詳細は割愛するが、湯葉や豆腐など大豆料理が目立った。味付けも同じく大豆製品の味噌をベースとしたものが多かった。これには訳がある。

 

先ほども述べたように大山は行楽地として古来より親しまれている土地だ。しかし江戸時代は幕府により観光旅行は禁止されていた。そのため、大山旅行は「参詣」という名目で行われていたのだそうだ。

そこで庶民が参詣をするにあたって、「先導師」という人々が参詣の案内をしていた。その先導師たちが祈祷などの謝礼として受け取っていたのが、大豆だったそうである。

 

大山と言えば大豆製品の中でも特に豆腐が有名だ。それは、先ほどの大豆に加え大山が良質な水に恵まれた土地であることが関係している。豆腐の製造と保存には清らかな水が欠かせない。

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(パンフレットに真っ先に描かれるほど、大山と言えば豆腐らしい。)

 

名水の恩恵は続いて出された料理にも反映されていた。

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これは、ヤマメの塩焼きである。山女魚と書くこの魚は、川魚らしく淡泊な味わいで塩との相性は抜群であった。

添えられている小さな大根は、宿の敷地で無農薬栽培した採れたてのものだ。虫食いの跡がその事を物語っている。

 

最後に今宵のメインを飾ったのがこの鍋。

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味噌ベースのだし汁の中で豊富な野菜とともに煮つけられていたのが、なんと猪の肉である。

なかなか食べる機会のない猪の肉は、豚と似ていながらも少し歯ごたえのある食感であった。家畜の肉には見られない野生の力強さとでも言うべきか。噛むごとにうまみの染み出す肉質は自分の好みで、大いに満足した。

 

食後は自慢の名水を汲み上げた温泉を堪能した後、部屋でくつろぎながらこの記事を書いていた。

明日は早々に帰路に着くことになるが、一晩宿に泊まっただけでもこれだけ大山を堪能することができた。心が満たされる思いである。

春風とともにやってくる、ロボと魁夷(かいい)と藤の花。

暖かくなったかと思えば寒くなり、からっと晴れた日が続いたかと思えば突然思い出したようにしとしとと雨が降りしきる。そんな不安定な日が続くのも、春らしいと言えばそうなのかもしれない。春といえば、HAL。そして、春風とともにやってくるピンクのあいつ。カービィ

2日後の4/27に24歳の誕生日を迎えるとともに、その翌日には最新作ロボボプラネットが発売となる。ファンとしては待ち遠しい限りである。

とは言いつつ、諸々の事情により財布の中身はすっからかん。少しでも安くロボボプラネットを買いたい。というわけで都内の家電量販店をハシゴすることに。

結局どこも値段は大差なかったが、普通に定価で買うより少し安かった。安心してソフトを予約した後、店頭にあるデモ機で体験版をプレイしてみた。

某日に秋葉でやっていた体験会と中身は一緒のようで、通常のステージ(1ー1)とロボボステージ(1ー2)を遊ぶことができた。既に知っている内容であるにも関わらずつい夢中になってプレイしてしまったのは快適な操作性故か。

改めてプレイすると細かいモーションも凝っていることに気づく。特に、ロボボが専用の扉を開ける時のモーションは印象に残った。通常の扉が上に星のついたただの黒い穴であるのに対し、ロボボ専用の扉はシャッターのような見た目だった。そしてロボボがその扉を開ける時まるでうんしょ、とかけ声をかけているように一呼吸おいてシャッターを下から持ち上げるのだ。この細やかな仕草に、ロボボという無機質な物体に愛着を持たせる工夫がなされていると感じた。

体験版の話はさておき、今度は書店を探して今月のニンドリを少し立ち読みしようと考えた。というのも、今月のニンドリではカービィ特集が組まれているからだ。ネットの情報によると、開発秘話や公式サトではあかされていない情報が多く掲載されているらしい。



というわけで、そのままふらふらと辺りをさまよっていると紀伊国屋書店が見えてきた。店先に何やら目を引く看板があると思えば、そこにはなんと「東山魁夷」の文字が。どうやら、偶然にも東山魁夷展をやっていたらしい。

誘われるままに入店すると、書店スペースの一角にアートギャラリーのようなものがあった。展示と販売を兼ねているようで、絵画の下には値段が書いてあった。が、ロボボプラネットを買うのにさえ困っている自分が買えるわけもない。無意味な数字の羅列はかえって興ざめするだけなので、無意識のうちに目に入れないようにしていた。



ところで、東山魁夷。この名は個人的には印象深い名なのだが、あまり一般には知られていないと思う。彼は20世紀に活躍した横浜出身の日本人画家である。信州の美しい自然の風景を描いたことで知られており、長野県の信濃美術館に東山魁夷館が併設されているほどだ。
私は個人的な理由から信州の地域と縁が深く、強く惹かれるものを感じている。そのため同じく信州に心惹かれる東山魁夷に、どこか共感するところがある。そのため、私は彼の作品に注目している。店頭で東山魁夷の名に誘われたのもそのためだ。

展示されていた作品はどれもすばらしく、東山の独特の筆致で美しく幻想的な自然の風景が描かれていた。展示されていた作品はどれも素晴らしかったのだが、特に目を引いたのは意外にも展示されていた作品ではなかった。

展示スペースの片隅に、東山魁夷の作品を納めた書籍がおいてあった。何気なくぱらぱらと頁をめくっていると、ある頁でふと手が止まった。その頁に掲載されていた作品は『静唱』。湖畔に自生する樹木を描いた作品だ。樹々には雪が降りつもっており、絵全体の雰囲気も白くぼやけていてまるで霧がかっているようだった。言葉にしてしまえばなんてことのない、雪国の冬の一景色に過ぎないのかもしれない。しかし、私はそこに言いようのない魅力を感じた。その魅力の正体は、「静けさ」だった。そう、その絵はただひたすらに静かだったのだ。音も吸い込むような静謐な雰囲気。それでいて、どこかぬくもりのこもった暖かさも感じられた。それは、作者である東山魁夷の、美しい風景に対する愛のこもったまなざしの反映なのかもしれない。

ちなみに、この展示では東山魁夷以外にも平山郁夫をはじめとした他の画家たちも名を連ねていた。荒涼とした砂漠の風景を描く平山郁夫の作風は東山魁夷と好対象をなしており、展示の質をグレードアップするのに貢献していた。



結局本来の目的であるニンドリの立ち読みはビニール包装に阻まれてしまったが、東山魁夷の作品に巡り会えて結果オーライだった。満足した気分で店を出ると、まだ日は沈んでおらず家に帰るにはまだ早い時間であることに気づいた。そこで、以前から気になっていた亀戸天神という所に行くことにした。

亀戸天神とは江東区にある神社で、学問の神様として名高い菅原道真を祭っていることで有名である。また4月下旬から咲き始める藤が綺麗なことでも知られている。今回の目当ては後者。(前者の恩恵にもあずかりたいけどね……。)

亀戸天神の最寄り駅である亀戸駅、および錦糸町駅までは総武線で一本。およそ25分ほどと近からず遠からずといった距離。電車内ではこの記事の前半部分を書いていた。

改札口にて早速藤祭りの文字を見かけるものの、よく見たら駅のデパートのセールか何かだった。とは言え、亀戸天神の藤がこの地域を象徴するものであることが伺えた。駅からは徒歩でおよそ15分ほど。歩いている最中も藤祭りの宣伝を散見する。

亀戸神社にたどり着くと、まずはじめに昼間にやっていたであろう屋台に迎え入れられた。ただその時間はもうお祭りは終わっていたらしく、屋台のほとんどは営業をやめていた。精々ラムネを売っていたくらい。

境内を進むと、早速藤棚が見えてくる。前評判の通りちゃんとライトアップされていたが、照明は思ったよりも手抜きだった。と思ったのは、自分で勝手に「色付きの特殊な照明を使って幻想的に藤を照らし出しているのだろうな」と思いこんでいたからだ。実際のライトアップは、ただ白色の蛍光灯で藤を照らしているだけだった。おまけに、藤棚そのものも想像より地味でこじんまりとしていた。
第一印象はあまりよろしくなかったのだが、境内をぶらぶら歩いてその場にたたずんでいる内に徐々に藤を見る目も変わっていった。

まず幸いなことに、ほとんど風が吹いていなかったのだ。その上気温も暑すぎず寒すぎず、まさに適温と呼ぶにふさわしい心地よい陽気だった。そのおかげで、人気がまばらだったこともあってか境内は静かで安らぐ雰囲気で満ちていた。そんな気分で再び藤を眺めてみると、また違った感想が浮かんできた。

確かに藤は地味だ。ちょうど同じ季節に見頃を迎えるツツジと比べると花のサイズは随分と小さいし、色もなんだかパッとしない。でもそんな出しゃばり過ぎずひっそりとたたずむ藤の姿は、どこか安らぎを与えてくれるのだ。その地味な色合いも、元は古来より日本人に愛されてきた伝統的な和の色。ギラギラと輝く原色の広告や黒と灰を基調としたコンクリートの世界に囲まれていると、こうした色彩を保ちながら主張しすぎない控えめな色にやけに癒される。

そんなことを考えながらぼんやりと藤を眺めていると、どこからか鯉の跳ねる音が。藤棚の真下は池になっているのだ。静かな境内に響きわたるその音は、どこかワビサビを感じさせるものだった。

じっくりと静かな安らぎの世界を堪能した後、お賽銭を携えて参拝し神社を後にした。

広告潰しの日常記事

お久しぶりです。カミノです。

風の噂でfc2ブログの一部が†粛清†を食らったと聞き,不安になって確認に来ました。

結果は……ご覧の通り,無事ピンピンしてますね。やれやれ,一安心です。

ただ広告が表示されているのを見て複雑な気分になったのも事実です。

ちなみに広告が表示される条件は「1ヶ月更新がないこと」ですが,今回は前回の更新から1ヶ月4日経過しています。

つまりあと4日早ければ広告が表示されることはなかったのです。無念……。

ですが落ち込んでいるのも束の間,(広告の出現に気がつけたのならいっそのこと今更新してしまえばいいのではないか?)と思い至り,今回の記事の執筆に至りました。

執筆に至るまでの経緯が経緯なだけに,今回の記事はタイトル通りほとんんど広告潰しが目的です。

ですがそれだけだとあまりにも手抜きが過ぎるので,最近(というかたった今)あった出来事をお話しします。

突然ですが,みなさんは普段音楽を聴くときどんなイヤホンを使ってますか?

iPodやらウォークマンやらの付属のものですか?それとも高価なものを愛用なさってますか?

はたまたイヤホンじゃなくてヘッドホン派ですか?そもそもそんなに音楽を聴きませんか?

それはさぞ色んな方がいらっしゃる事でしょう。そんな中,僕はこれを使っています。

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メガサーナイト「おもい」

じゃじゃーん。Bose社のヘッドホンです。そこそこ昔に買ったもので,結構高かった気がします(記憶が曖昧すぎる)。

このヘッドホン,音質やつけ心地が優れているのは勿論,リモコン機能まで付いているのです。

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付属コードのリモコン部分。よく見ると+と-の文字が見える。

これが付属コードについているリモコンです。+ボタンや-ボタンで音量を調節し,真ん中のボタンで再生や停止,次の曲に進んだり前の曲に戻ったりと基本的な操作ができます。

このリモコンのおかげで,簡単な操作ならわざわざiPodをとり出さなくても手元でできちゃうのです。すごい!

ですが,先日からこのリモコン機能が使えなくなっていました。

このヘッドホンは長らく使っていたので,(ついに故障したか……?)と思い試しに他のリモコン付きイヤホンでも試してみました。

もしそのイヤホンでリモコン機能が使えたらヘッドホンの側に問題があることになります。

しかし,予想に反しそのイヤホンでもリモコン機能は使えませんでした。

これはiPod側に原因があると判断し,すぐさま原因をググってみました。

するとイヤホンジャックの奥の埃の詰まりが不具合を生じさせる場合がある,との事。

(おいおいそりゃないぜ,たかが埃ごときで……)と思いつつも,物は試しと半信半疑で爪楊枝でイヤホンジャックの奥をいじってみました。

するとまあ,ドサドサと大量の黒い埃が出てくるではありませんか。

こんなにたくさん詰まっていながら今までよく聞けてたな,というのが率直な感想です。

写真でも撮って見せて差し上げたいところですが,あまりの多さにビックリしてすぐゴミ箱に捨ててしまいました。残念。

掃除が済んだら,見違えるように美しくなった(はず)のジャックにいざ挿入!

イヤホンとヘッドホンの両方でリモコン機能を試してみたところ,どちらも正常に作動しました。

埃風情にあれ程苦しめられたのかと思うとなかなか屈辱的ですが,何はともあれ不具合は解決したので良しとしましょう。

ちなみに今回はリモコン機能が使えなくなる程度で済みましたが,場合によっては片耳だけ聞こえなくなったり,はたまた両耳とも聞こえなくなる場合もあるらしいので皆さんも何卒ご注意ください。

今日の記事は以上です。たかが埃ごときでこんな長文を書くことになるとは思いませんでしたが,無事直ったリモコン機能を存分に堪能しながら記事を書けているので割とご機嫌です。いえい。

それじゃ今日はこの辺で締めます。こんな下らない内容でしたが,最後まで読んでくださってありがとうございました。

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おまけ。これからはこのサーナイトイヤホンジャックで埃の侵入を防ごうと思った所存。

忘れた頃に……

久しぶりです。何度目だろう、この出だし。

今回は、ちょっと内輪な内容も含む記事になります。あしからず。

これは大分前の話になりますが、僕の所属する某ポケモンサークルの総会で会誌なるものが発行されました。

会誌には雑誌や新聞のように様々なコーナーが設けられており、その中に「嫁ポケプレゼン」という企画がありました。

この企画の趣旨は、その名の通りサークル員から「全身から溢れる嫁ポケへのラブの声」を広く募集して掲載するというものです。

その企画では各サークル員の十人十色の「ラブ」が見られたのですが、その中でとりわけ異彩を放ってしまったのが、わたくしカミノの「ラブ」であります。

他の人が「○○は可愛くて……」だの「対戦でよくお世話になって……」など見てて微笑ましくなるような、至極真っ当で常識的な「ラブ」を書いている中、僕は以下のような偏執狂のような歪んだ愛が節々から滲み出ているような文章を投稿してしまいました。

(前略)私がメガサーナイトの神々しい御姿を初めて拝見したのは、ポケットモンスターXYのチャンピオン戦である。未だかつてないほど美しいフィールドで展開されるバトルの果てに彼女がサーナイトを繰り出した時、私は極上の幸福を予感して身震いを禁じ得なかった。 震える手でコマンドを選択した次の瞬間、サーナイトは美しい光に包まれ、あの神々しいお姿を現しなさったのだ。その御姿のあまりの麗しさに、私はただ恍惚とした表情で茫然自失とする他なかった。

やがてその美しい御姿がぼやけていくのを見て、初めて私の頬に一筋の涙が流れている事に気がついた。(後略)

如何でしょうか。僕は今、文章をコピペしながら全力で枕に顔を埋めています。

穴があったら入りたい。なくても掘ってダイブしたい。

ところで本文の前後に(前略)(後略)とありますが、この文章、本当に前と後ろがあります。

本当は略さず前文を投稿したかったのですが、紙面の都合上、投稿する段階で文字数制限がかけられていました。

それでなくなくカットした結果が上の文章なのです。

いよいよ本題に入る事ができます。

今回の記事を書いた最大の目的は、ひとえにこの「完全版」の文章をアップすることなのです。

実は以前から「完全版の文章を見たい!」と一部のサークル員から催促されていたのですが、諸事情によりしばらく記事を書けずにいました。

ごくごく一部の皆様、大変お待たせしました。この度ようやく「完全版」をお披露目することができます。

前置きが長くなりました。それでは本文をご覧あれ。本文の後には僕はもうコメントを残したくないです。(恥ずかしいから)

なので、今回はこれでお別れになります。読んで下さってありがとうございました。

むしろ何故サーナイト以外の嫁ポケが存在し得るのか……?私は甚だ疑問である。まずその容姿を見て欲しい。言葉では説明し得ない、圧倒的な美しさ。言葉を重ねれば重ねるほどにその本質とは外れていくような、掴み所のない、魅力。 ルビーサファイアで彼(彼女)を初めて見た時、私はその美しさに釘付けにされ、一目惚れしてしまった。

当時のドット絵はまだ粗くその美しい御姿を正しく認識する事は難しかったが、次第に公開される公式絵やアニメなどで徐々にそれは補完されていった。そして世代を経る毎に、彼(彼女)は次々と我々に新しい姿を披露し(新規ドットやポケダンなど)、ついに6世代になって彼(彼女)は更なるヴェールを脱いだ。

メガサーナイトである。

私がメガサーナイトの神々しい御姿を初めて拝見したのは、ポケットモンスターXYのチャンピオン戦である。未だかつてないほど美しいフィールドで展開されるバトルの果てに彼女がサーナイトを繰り出した時、私は極上の幸福を予感して身震いを禁じ得なかった。 震える手でコマンドを選択した次の瞬間、サーナイトは美しい光に包まれ、あの神々しいお姿を現しなさったのだ。その御姿のあまりの麗しさに、私はただ恍惚とした表情で茫然自失とする他なかった。

やがてその美しい御姿がぼやけていくのを見て、初めて私の頬に一筋の涙が流れている事に気がついた。

以上は、「崇拝対象」としてのサーナイトの魅力の、ごくごく片鱗部分に過ぎない代物である。色メガサーナイトの美しさや、あるいは「愛玩対象」としてのサーナイトの魅力についてもつらつらと駄文を重ねて行きたいところだが、紙面の都合上、割愛させて頂く。

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バンデットQ感想+α

caminoです。時間を下さい。

時間がないため普段以上に乱れた文になっているかもしれません。お許しください。

さて、今回もまた新しい試みをしてみます。それは映画レビュー。

今回視聴したのは『バンデットQ』という作品になります。

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映画のポスターです。時間がないのでググってトップに出てきたのを使ってます。

なんと80年代に作られたかなり古い映画ですが、見た感想としては話の内容や衝撃の展開は古さを感じさせない作りとなっていました。(流石に映像技術に関しては古くささを拭いきれていませんでしたが)

 

ざっくりしたあらすじは、突如自室に押し入った6人の小人と時空を越える旅に出る事になった少年の冒険譚、といったところでしょうか。シンプルにして王道な、気軽に見られるストーリーだと思います。

 

ここから先、少しずつネタバレの混じる内容になってきます。ご注意ください。

 

 

 

 

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これはタイトル画面。ロゴがめちゃカッコいい。

 

 

 

 

 

物語が進むと、先述の6人の小人は元は「創造主」、つまり神に仕える身だったものの自らの処遇(創造の仕事の中でも下っ端クラスの仕事だったとか)に不満を持ち、時空を超える道を示した不思議な地図を神から盗んで来たことが明らかになります。

この世界の創造とかいうのが物語に絡んでくるのが個人的にツボでしたね。

 

更に物語が進むと、地図に記されているのは世界の創造の際に神が作り損ねた穴のようなものだと説明がなされます。どうやらこの穴がワープホールとして機能するらしく、小人達は時空を超えてあちこちにワープします。こういう世界設定に関する説明を緻密に物語に織り込んでくれるのも評価できるポイントでした。説明過多になることもなく、メインストーリーとのバランスも絶妙でした。

 

こういう世界設定に関する言及がなされている裏(本来はこっちが表でしょうが...)では、地図を取り返そうとする創造主と地図を横取りしようとする魔王の二人に追われながらもワープホールを駆使し、様々な時と場所を転々としながら6人の小人と1人の少年が冒険していく様が描かれます。

 

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創造主。クセになる独特な加工音声で「地図を返せ〜」と主人公達に迫ってくる。

 

所々史実に則った場所(タイタニック号の船上など)に行ったかと思えば、頭部に船を載せている巨人の上にワープしてしまったりとハチャメチャな冒険が繰り広げられますが、幼い小人と少年がその不自然さを緩和してくれています。

他にも敵が魔王だったり、BGMがあまり緊迫感がなかったりと少々シリアスさに欠ける感じもしましたが、それがこの作品の作風なのでしょう。それに、この緩さがあってこそ最後の演出も際立つのでしょうし……

 

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頭部に船を載せた巨人。謎過ぎる。

 

さてそんなこんなで一時的に魔王に地図を奪われるも、なんやかんやで魔王は倒れ地図は創造主の元に戻ります。

色々ぼかしているのはネタバレ防止のためです。この辺の経緯も物語の面白さを引き立てていると思われるので。

それにしても魔王との最後の戦いが魔王城というのは本当にベタでした。ここまでくると意図的なものなのかもしれません。

 

さてその後主人公の少年は元いた自室で目覚め、平穏な毎日へと戻り、めでたしめでたし。

 

 

 

 

……となるのが旧日本語版。軽くググった情報ですが、実際に日本で上映された際は子供向け?として宣伝していたためフツーのハッピーエンドになるそうです。余計な事しやがって

しかし、海外版および完全版(ツタヤとかで普通に借りられるのが多分コレだと思います。僕もコレを見ました。)ではちょこっと続きがあります。ONE MORE FINALですね。

 

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本作品とは全く関係ない画像です。

 

そのちょこっとした続きが……溜まらなかったですね。いい意味で。

ズドンときました。

気になる方は実際にこの『バンデットQ』を見てみる事をお勧めします。ツタヤとかで普通に借りられると思います。

 

 

 

最後にまた関係ない物を1つ。

 

うぇい

 

こちらはポケモンカードゲーム最新弾「バンデットリング」のとある1パックの開封結果です。

相当な当たりパックを当ててしまいした。とても嬉しかったです。

 

無駄に自慢をした所で今回の記事はこの辺にしておきます。最後まで読んで下さってありがとうございました。

摩訶不思議な世界 ミラー・ニューロン

caminoです。今回は珍しく、美術館レビューです。

今回行ってきたのはこちら、

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高橋コレクション展 ミラー・ニューロン』です。

 

開催場所の東京オペラシティは新宿の隣の初台という駅に直結した複合文化施設です。

複合文化の名の通り、アートギャラリーだけでなくレストランやショップ、コンサートホールなどが一堂に会したオサレな空間でした。

公式サイトもオシャレな感じでした。リンクを貼っておきましたので是非ご覧下さい。

 

さて、肝心の展示の内容ですが、ぶっちゃけ言うとかなり前衛的でした。

上手く表現できませんが、何だか見てるだけで不安をかき立てられるような、でもそれでいてゾクゾクと背徳感と快感が渾然一体となった感覚がせり上がってくるような、摩訶不思議な作品が多かったです。

 

たとえば先ほどの画像の作品は、四足歩行型の動物らしき像の周りに大小様々のガラス玉を貼付けた、というものでした。

チラシで見たときは正直この作品にはあまり魅力を感じませんでしたが、実際に実物を目の前にした時の迫力は中々でした。

 

チラシに載っていた他の作品の中で印象的だったものを幾つか紹介します。

 

【閲覧注意】ここから先には刺激的な内容が含まれます。具体的には、エログロ方向に過激な内容です。そういったものに耐性のある方のみご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【閲覧注意】

 

 

 

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 この写真の下の段の左から2番目の作品は、『ジューシーミキサー』という作品です。

 写真からは分かりにくいと思いますが、ここでミキサーにかけられているのは全て全裸の女性でした。中々にショッキングで、エグい絵面です。実際の絵が建物の天井に届かんばかりの大きさだったこともあって、僕はこの作品の持つ迫力に気圧され、しばらく釘付けになってしまいました。

 

 『ジューシーミキサー』の右隣の絵が『第三のモナ・リザ』という作品です。この作品は展示方法も一風変わったものでした。第三のモナリザは『第二のモナ・リザ』と『第一のモナ・リザ』という別の2つの作品と一緒に展示されていました。第一のモナリザはかの有名なモナリザそのものだったのですが、第二のモナリザはなんと全裸で、しかも腹部に不自然なふくらみが描かれていたのです。そして、第三のモナリザは第二のモナリザの胸部から腹部にかかる幅広い領域が切除され、中の臓器と胎児が見える状態にされたものでした。

 臓器や血管の描写がいかにも教科書のイラスト的でややリアリティに欠けていましたが、それでもインパクトの大きい作品でした。絵の珍妙さそのものもさることながら、そもそもモナリザを妊娠させて解剖した絵を描こう、と思う発想と実際にそれをやり遂げてしまう行動力にすっかり脱帽してしまいました。

 

高橋コレクション展には他にも多くの刺激的な作品がありましたので興味のある方には是非ご覧いただきたいのですが、1つ問題点があります。

それは、開催期間があと2日しかないこと……。

先ほどの写真にもあった通り、この展示、28日までしかやってないのです。残されたのは最後の土日のみ。

ある程度の混雑が予想されますが、この2日で予定が合わせられてなおかつ上記の紹介を読んで興味を持たれた方がもしいらっしゃったら、ご覧いただくことをオススメします。

 

ちょっとエグい内容になりましたが、今回はここまでです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

【追記】

書き忘れてました、ミュージアムショップでこんなポストカード買いました。

 

エグイのばかりでなく、こういう癒し系もありました。

なりきり大会優勝!!

お久しぶりです。caminoです。

案の定また更新が滞ってしまいました。

およそ3ヶ月ぶりの更新となります。

さて、今回はサークル内のポケモンバトルの大会についての話です。

今回僕が参加したのは、「なりきり大会」という特殊なルールの大会です。ルールの詳細は後ほど説明します。

今回ご報告したいのは、僕がこの大会でなんと優勝を果たした、という事です。

いくら通常の大会より規模が小さかったとはいえ、まさか優勝できるとは思いませんでした。

今までサークル内の大会で優勝した事は一度も無かったので、喜びもひとしおです。

こうしてドヤ顔のまま記事を締めくくってもいいのですが、

折角なのでパーティの紹介や今回の大会の感想などを書いてみます。

【なりきり大会とは】

なりきり大会をご存知でない方のためにルールなどを軽く説明します。

ご存知の方は、この項目は遠慮なく読み飛ばしちゃってください。

まずなりきり大会の「なりきり」というのは、「ゲーム中のトレーナーになりきる」という意味です。

どのトレーナーになりきるかは、その大会ごとに与えられたテーマの中で自由に選ぶ事ができます。

たとえば今回のなりきり大会のテーマは「チャンピオンと悪の組織のボス」なので、

ダイゴ(ホウエン地方チャンピオン)やサカキ(ロケット団ボス)などになりきる事ができます。

なりきり大会では、これらのトレーナーになりきる上で二つの制約が課せられます。

1つ目は、「そのトレーナーがゲーム中で使ったり、関わりがあったりするポケモンのみを使うこと」です。

それについては以下の使用可能ポケモンの一覧表を見ればすぐに分かると思います。

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使用可能ポケモン一覧表。クリックで拡大します。

この大会の面白い所は、通常のレーティングバトルでは使用出来ない、いわゆる「禁止伝説」クラスのポケモンも使える事です。(ただし1つのパーティに1体まで。)

次に二つ目の制約は、「選んだトレーナーがゲーム中に言ったセリフを、戦闘前と戦闘後に言う」というものです。これは厳密な制約ではなく言うかどうかは任意だったのですが、僕はノリノリで言わせて頂きました。折角の「なりきり」ですからね。

ちなみに、セリフ集は以下のように一覧としてまとめられていました。僕のようにキャラのセリフを覚えていなかったにわかにも優しい親切設計でした。

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セリフ集。どどんと4連続。これもクリックで拡大です。

【トレーナー】

僕が選んだトレーナーは、赤緑およびFRLGでチャンピオンとして君臨したグリーンです。

正直、個人的にはグリーンはチャンピオンよりライバルとしての印象が強かったのですが、使用可能ポケモンの豊富さにホイホイつられてしまいました。

余談ですが、グリーンは勝った時のセリフが中々に酷いです。さっきの画像をご覧いただければ分かると思いますが、「上には上がいるのさ、もっと精進することだぜ!」と大人げなく挑発した挙げ句、「バイビーwwww」などと煽り始める始末です。小物臭が半端ないですね。そんな煽りを「お見事です すばらしい戦いだったわ(シロナ)」なんて冷静にたしなめられたりすると、ますます小物感が漂ってしまいます。正直言っててめちゃくちゃ恥ずかしかったです。

【パーティ構築の変遷】

では次に僕がどのようにしてパーティを組んでいったのか紹介します。

ポケモン初心者なので考え方にも色々粗があり、パーティを作っては欠陥に気づく、という事を繰り返しています。

なのでこの後はかなり文章が長くなってます。最終的に完成した構築だけを見たい方は遠慮なく読み飛ばしちゃってください。

〔トレーナー選び〕

さて、まずトレーナーを選ぶにあたって、僕はゲンシグラードンゲンシカイオーガをどうにかできるポケモンがいるかどうかを基準に考えました。

そこで最初に目が止まったのがグリーンのジバコイル

ダメ計をしてみたところ、C特化眼鏡雷でHぶっぱゲンシカイオーガ高乱数で一発だったのです。

このダメ計に意味があるかどうかはおいといて、僕はこの数字を見てテンションが上がってしまいました。

こうしてトレーナーをグリーンに決めた僕は、次にゲンシグラードンの対策を考え始めました。そこで目にとまったのがフシギバナ

葉緑素で上から眠らせれば余裕っしょ~~」などと甘く考えてました。

そして葉緑素を採用する以上は自分も晴れを使わなきゃな、と思ってリザードンYの採用が決定。キュウコン?知らない子ですね……)

「後はボックスの余りを詰め込めばパーティっぽくなるっしょ~~」などと完全に舐めきった姿勢で完成したパーティ案その1がこちら。

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パーティ案その1。リザードンはYです。

〔コイルとの出会い〕

しかし、色々考えている内にフシギバナだけでゲンシグラードンを見るのは相当キツい、という事が分かってきました(当たり前)。

そこで様々な対策を検討した結果、何故かたどり着いてしまった先がレベル1コイル。

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れべるいちこいる。愛しい存在。

いわゆる無限コイルって奴です。

シングルならゲンシグラードンは恐らくフルアタである事が多いでしょうし、無限コイルで詰ませられるかな?と思ってしまったわけです。

実際には色々な問題があるとは思いますが、一応フルアタの型とラス1同士で対面した場合は、毒々さえ当たればコイルでゲンシグラードンを倒す事ができるはずです。

こうして、レベル1コイルの採用が決定してしまいました。

この時はまだ知りませんでした。この選択が後々悲劇を引き起こすという事を……。

ひとまず、パーティ案その2がこちら。

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†圧倒的存在感†

〔壊れ始めるパーティ〕

このパーティ案が出来て数日後、パーティはまた変遷を迎える事になります。

どういうわけか、僕はふと(冷静に考えて、ゲンシグラードンの対策はコイル1匹で十分じゃね???)と思ってしまいました。全然冷静じゃないですね。おそらく、コイルを採用しだした辺りから頭のネジが取れかかっていたのでしょう。

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ネジが取れてしまいました。意外と違和感がない。

ともかく、ゲンシグラードンをかよわいコイル1匹に一任した結果、フシギバナの持ち物がメガストーンに変わりました。そしてフシギバナ葉緑素を捨てた僕は、リザードンをYからXに変えました。

というのも、ゲンシ勢にばかり気を取られてたせいで完全にノーマークだった禁伝ポケにドラゴンタイプが多かったため、高火力のドラゴン技を打てるポケモンが欲しくなったからです。

こうして出来たパーティがこちら。

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画像は変わらなかった。リザードンはXに、フシギバナがメガフシギバナに。

このパーティが出来た後は、大会の直前まで特に変更はありませんでした。

ところが大会の前日になって、愚かな僕にある悲劇が襲いかかりました。

〔悲劇〕

それは、大会のリマインドのメールを確認した時の事でした。開催時間、場所、ルールなどを再確認している内に、ルールの欄のこんな文章が僕の目に飛び込んできました。

「ノーマルルール(レベル50以外のポケモンは自動的にレベル50になります)」

レベル50以外のポケモンは自動的にレベル50になります

………………。

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この事に気がついた時には顔面蒼白になっていました。(ほぼ)唯一のゲンシグラードン対策がまさかこんな形でひねり潰される事になろうとは。

正直かなり焦りました。急いで使用可能ポケモンの一覧を眺めた時、ある事に気がつきました。

(もしかして、ギャラドスってゲンシグラの一致技を両方半減以下にしてない……?)

実際、ギャラドスは(晴れ補正で実質等倍ではあるものの)炎を半減し、地面を無効化します。そのおかげで、ストーンエッジ以外のゲンシグラードンの攻撃を大体1発は耐えてくれます(タブンネ)。

そこから着想を得て、「地面技読みで投げて威嚇入れて舞えばワンチャン勝てるんじゃね?」という所まで思考が進みました。幸いギャラドス地震を覚える事もあって、龍舞ギャラの採用が確定しました。(ちなみに1舞ギャラドス地震ではどう頑張ってもゲンシグラードンを確1にすることは出来ませんが、その時はダメ計をしてる余裕すらありませんでした。)

〔突貫工事〕

こうしてギャラドスの採用が決まりました。その後参考までに、龍舞ギャラドスの調整を調べました。するとまあ、どこもかしこもメガギャラドスの記事ばかりです。この時点で僕はギャラドスナイト以外を持たせる選択肢を無意識の内に排除してました。

その結果出来上がってしまった、まさかの3メガ構築。よくこんなパーティ使えたな、と今でも思います。

そしてメガギャラの記事を漁っていると、壁構築の記事が多く出てきました。

そこで再び使用可能ポケモン一覧を見ると、フーディンといういかにも壁を貼りやすそうなポケモンがいる事に気がつきました。即採用。

大急ぎで厳選や育成を済ませ、やっとパーティが完成したのがなんと大会当日の家を出る直前。本当にギリギリでした。

それでは、このような経緯を経てなんとか完成したパーティを紹介します。

【パーティ】

長らくお待たせしました。パーティです。折角なので、いわゆる「ポケモン対戦ブログ(?)」風に書いてみました。(敬語を使うのが面倒くさくなってきただけ)

といっても、ちゃんとした形式には則ってないと思われるので少々読みにくいかもしれません。ご了承ください。

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フーディン(NN:ふーちゃん)@光の粘土

おくびょうHS

リフレクター/光の壁/電磁波/サイコキネシス

直前で入れた駒。壁構築の記事にあった両壁電磁波イカサマクレッフィをほぼそのまま移植した。

地味に高いSからそこそこの火力のサイキネを撃てるのは便利だった。

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ギャラドス(NN:ぎゃらりー)@ギャラドスナイト

いじっぱりhaS

挑発/龍の舞/地震/噛み砕く

ギリギリになって入ったゲンシグラードン対策?兼パーティのエースその1。

パルシェンがいるから滝登りではなく噛み砕くだが正直滝登りの方がよかった。

挑発なのはORASでみがわりの技マシンをまだ取ってなかったから。時間がなかった。

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リザードン(NN:りざんざ)@リザードンナイトX

ようきAS

龍の舞/フレアドライブ/逆鱗/かわらわり

その他の禁伝の対策をほぼこいつに丸投げしてしまった。過労死ポケモン

スカーフ持ってる禁伝も抜くため最速。かわらわりを撃つ場面はなかった。

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フシギバナ(NN:バナージ)@フシギバナイト

ひかえめhCs

ねむりごな/ギガドレイン/ヘドロ爆弾/めざめるパワー(炎)

Sがマリルリ抜きでCにかなり振った個体がボックスにいたのでそのまま流用。

選出率は芳しくなかった。

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ジバコイル(NN:ルイ)@こだわり眼鏡

れいせいHC

10万ボルト/雷/ラスターカノン/めざめるパワー(※)

MVPであると同時に戦犯でもある。詳細は後ほど。

ゲンシカイオーガ一点読みの雷。

ゼルネアスイベルタルの両方に強いフラダリ泣かせのナイスガイ(性別不明)。

冷静なのはアナライズ個体を親にしたから。育て屋から引き取った時ひかえめメタモンが赤い糸を持っていて絶望した。

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パルシェン(あわびぃ)@気合の襷

いじっぱりAS

つららばり/ロックブラスト/殻を破る/波乗り

まさかの†サーフパルシェン†。その実態は子供の頃の思い出を忘れてしまった哀しい2枚貝。(シェルブレードもこおりのつぶてシェルダーの時にしか覚えられない)

本当はつぶてかシェルブレードを覚えているはずだった。大会会場でふと見るとその枠が何故かハイドロポンプ(PP5)になっており、PPを増やすのが躊躇われて何故かなみのりにしてしまった。どちらにせよ氷柱とロクブラで事足りてた。

対戦相手から「重い重い」と言われつつもステロで襷を割られたり神速で縛られたり散々な目に合っていた。が、初手で投げればステロを喰らわない事に途中で気付き、それ以降は安定し始めた。

そうは言いつつもそこそこ高いBのおかげか襷の発動機会は思ったより少なかった。

予選では上手く使ってあげられなかったが、決勝トーナメントから謎の強さを発揮し始めた。真のMVPはコイツかもしれない。

【大会中】

前述の通り、初っ端から大会直前で何故か意地っ張りパルシェンハイドロポンプを覚えている事に気づくという事故があり、中々焦りました。

その上、さらにシロナになりきった人とのバトルで更に大きな事故に巻き込まれてしまいました。

その事故は、めざパ持ちの無傷な頑丈ジバコイルが少し削れているガブリアスに対峙した時に起きました。

相手のガブの襷はつぶれているので、こちらは当然のようにめざパを撃ちました。

ガブが居座り、勝利を確信した瞬間、その事件は起きました。

……もうお分かりでしょう。めざパが氷ではなかったのです。

一瞬頭が追いつきませんでした。ただただ唖然とするばかりで、結局その試合はガブに蹂躙されて負けてしまいました。試合終了後、急いでめざめるパワーのタイプをチェックしたところ、なんと

草ではない。炎ですらない。

その後の試合は、選出画面でジバコイルを見る度後悔の念にかられることになりました。

これが先述の「戦犯としてのジバコイル」です。

よく見たら先ほどのレベル1コイルのNNが「めざこおり」になってましたね。これはつまり……

さてこんな事件があった予選は3−4で勝ち越す事はできませんでしたが、敗者復活システム(※)により決勝トーナメントに上がる事が出来ました。

(※)実は、なりきり大会では一人もなりきったトレーナーが被らなかった人は無条件で決勝トーナメントに進出できるという特殊ルールがあります。強いポケモンの多いグリーンであるにも関わらず、何故か一人も被りませんでした。不思議。

意地っ張りサーフパルシェン、めざ悪ジバコイルなどのもはやこの世のものとは思えない魑魅魍魎たちをひき連れて、決勝トーナメントが幕を開けました。正直気分はどん底でした。

しかし、予選の敗北から学んだステロのケアなどの戦術を生かしつつ、岩雪崩回避や連続麻痺などの運も味方に付けてあれよあれよと言う間に勝ち進み、気がついたらなんと決勝戦を迎えていました。

お相手は予選で一度当たって負けている先輩。主催者でもいらっしゃる、かなり学年が上の方です。

対戦前から、その先輩に対し先程述べたグリーンの煽り性能MAXなセリフを吐くという、メンタルがゴリゴリ削れるイベントがあって正直死にそうになってました。

ちなみにその先輩がなりきったのはフラダリ。ポケモンバトルを始める度に命の数を減らしだす相当にアブナイ存在でした。

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問題の発言がこちら。命の数を減らすしかないようです。世知辛い世の中ですね。

さて実際の対戦。BVをYouTubeにアップしていただいたのでこちらをご覧ください。

一応文章でも説明を。

こちらの選出はパルシェンリザXジバコイルで、お相手の選出はカエンジシギャラドスイベルタルでした。カエンジシのあくび読みのパルシェンのロックブラストが決まるという好スタートを切り、リザードンパルシェンを消耗したものの相手のギャラドスを倒しきる事が出来ました。

こちらは予選で負けた試合でカエンジシのあくびを見ていた一方で、リザードンは選出していなかったためメガシンカ先を隠せていたので情報アドバンテージは比較的こちらの側にあったと思います。(イベルタルのふいうちを知らなくてパルシェンがあっけなく昇天しましたが)

こうして最後に無傷のジバコイルイベルタルが対面し、あくのはどうの怯みにも屈せず眼鏡10万ボルトで一撃でイベルタルを葬ってくれました。これが「MVPとしてのジバコイル」。

【おわりに】

こうして様々な紆余曲折を経て、なりきり大会に優勝する事ができました。

なりきり大会に参加するのは初めてでしたが、普段の大会とはちょっと違う新鮮な経験ができて非常に楽しかったです。

でもそのような体験が出来たのも主催者および一緒に大会に参加して下さった方のおかげなので、こんな場所ではありますが改めて感謝の気持ちを述べさせて頂きます。

さて、最後に一つ。実はこの大会、優勝景品があるのです。

それがこちら。

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カロスマーク付きアルセウス

今年の映画の前売り券でもらえるアルセウスです。しかも、ほぼ理想個体。これは嬉しい。

今回はかなり長い記事になってしまいましたが、ここら辺で締めます。

こんな長文に付き合って頂き大変ありがとうございました。